聴いたもの Vol.3
最近聴いたものについて。
AFTER HOURS/シャムキャッツ
季節の変わり目の、春の、そわそわした気分にぴったりだった。(3月19日発売)
「MODELS」はギターカッティングが気持ち良い軽快なキラーチューンだ、と思っていたけど、歌詞を読んでたら涙が出そうになった。愛おしい感じがした。
アルバムのタイトルにもなっている「AFTER HOURS」は名曲だ。静かなところで聴くのもいいけれど、夕方、部屋の窓を開けて、家路に着く人達の足音や会話まじりくのが好き。AFTER HOURSなんだな。
ジャケットの脈絡のないイラストはなんだろう、と思ったらそれぞれの曲の1シーンだった。
泡のような愛だった/aiko
辛そうな曲が多いな、と思ったのが第一印象。
その中でも、ソフトなイントロが印象的な「大切な人」や意味深な内容の「染まる夢」が特に好き。
アルバム1曲目「明日の歌」に登場する「これはあなたの歌/嫌なあなたの歌」というフレーズについて、本人が
歌詞はね、私の場合、歌を歌っている自分を表現するような言葉選びを今までちょっと避けてきたところがあるんですよ。職種を限定してしまうことで聴いた人が主人公になれない気がしてたから。
と、コメントしている。前作のシングル収録曲、「舌打ち」に関西弁のフレーズを聴いたとき、聴いてはいけないものを聴いてしまった気がしたのも、なんとなく腑に落ちた。
ナマで踊ろう/坂本慎太郎
とても良い。
終末感、絶望感が漂う歌詞、リアルな社会問題も匂ってきそうな歌詞なのに、心安らぐおとぎ話のように聴こえてしまう。体が動いてしまう。うっとりしてしまう。