クリームソーダ

音楽とミステリーと、時々Jリーグ

聴いたもの Vol.8

 

最近聴いたものについて。

 

 

 

あたしの向こう (初回限定仕様)

あたしの向こう/aiko

「あたしの向こう」はドラマの主題歌にもなっている曲。恋の終わりのような曲だけど、とても清々しい。悲しくなるほどに。

「ドライヤー」は 力強いイントロが印象的。「ドライヤー」とか「バスタオル」という単語が入るだけで、とても生々しくなるな。

もう消えてしまいそうです いいえもう消えてしまったようなものなのか

というフレーズの歌い方が格好良くて好き。

「ハレーション」は管楽器がゴージャスで、ほろ苦くものびやかな雰囲気のバラード。「17の月」や「夢のダンス」を彷彿とさせる。「ハレーション」という言葉の意味を知らなかったけど、ネットで調べたらなんとなーくわかった。歌詞カードの写真でそれらしき現象が見れた。ジャケット写真もそうなのかな。

 

ハレーション【halation】
 
写真の像で、特に強い光の当たった部分の周りが白くぼやける現象。感光乳剤の層を通った光が反射し、再び感光層に作用するために生じる。光暈(こううん)
1から転じて)派生して他に影響を及ぼすこと。主に、悪い影響についていう。副作用。「所管大臣の発言が地元で―を起こす」

 goo辞書より

 

 

 

 Smart Citizen

Smart Citizen/吉田ヨウヘイgroup

ライブでひと聴き惚れしてその場で購入したCD。

日常の何気ない出来事や細かい気持ちの描写が、ドラマチックでぐっとくる。

飾り気のない吉田ヨウヘイ氏のボーカルと、時折華を添える綺麗な女性コーラスは、余計なことを考えさせられない。

特に好きなのは、「ブールヴァード」と「ドレスはオレンジ」。

 

 

 

Sea of Cowards

Sea of Cowards/Dead Weather

ギターゲームの課題曲(I can't hear you)で知った曲、バンド。

ね ちゃねちゃしてて格好ええ!ボーカル男性?女性?と鼻息荒く調べたところ、ボーカルは女性。ザ・キルズのアリソン・モシャート女史と判明。そして、ドラム を担当しているのはジャック・ホワイト氏と判明!全然知らなかった。ついでに、The Raconteursもジャック・ホワイト氏の所属バンドだと知ったよ。

今作については、全体的にもったりしてて余白が多くてとても好み。でも、やっぱり「I can't hear you」が秀逸。

 

 

 

日出処(初回限定盤B)(DVD付)

日出処/椎名林檎

ジャケットからして、けばけばしくて煌びやか。

所々に登場する固有名詞や言葉遣いが俗っぽくてそれがまた良い。

今作も、7曲目「今」を境に、タイトルはシンメトリーになっている。前半は、「素敵!」「格好良い!」という曲が多いのに対し、後半は泣ける曲が多い。重みは同じくらいだけど。

3曲目「走れゎナンバー」はタイトで跳ねてて大好きだし、続く4曲目「赤道を越えたら」は特に歌詞が好き。人類の男女の性質を地球規模で客観視した大きなテーマの曲なのに、要所要所で「HIDE&SEEK」とか「LOVE&HATE」とかいうちょっとちゃちい言葉でばしっとしめているのが痺れる。

6曲目「ちちんぷいぷい」は、ジャケットの椎名林檎女史の雰囲気に一番マッチした曲だと思った。キャバレー感。

9曲目「ありきたりな女」と10曲目「カーネーション」は母性を感じた。1枚のアルバムで女性のいろいろな側面が見える。

12曲目「NIPPON」も感動的。ワールドカップの熱気や緊張感が生々しく蘇る。代表選手は、「生きるか死ぬか」くらいの心情なんだろうな、と改めて感じさせられた。