出産の記録<入院生活>
<出産当日>
個室に入院。
夕方、赤子が病室に運ばれてきて、抱っこ・おむつ替え・授乳の練習をする。
その後は、深夜に1度授乳の練習で運ばれてきただけで、母子同室ではなかった。
<2日目>
朝、生まれて初めての沐浴を済ませてキレイになった赤子が病室にやってきて、ここから母子同室開始。
調乳、授乳、手洗い等の指導を受ける。
赤子はたまに目を開けているようになる。
シャワー浴(母体)開始。
母子同室の1日の流れ
朝、新生児室に赤子を預ける。(沐浴や体調チェックをしてもらう)
この隙にシャワーを浴びたり仮眠したり。
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午前中のうちに、赤子が病室に帰ってくる。
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日中、赤子のお世話をしながら、指導を受けたり、検査を受けたり、何もなかったり。
面会時間は13:00~20:00
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夜は、赤子と2人きりで過ごす。
※昼夜問わず、助産師さんが定期的に訪れ、体温や様子をチェックしてくれる。
※希望があれば(寝たい、シャワーを浴びたい、事務手続きに行きたい等)、いつでも新生児室で赤子を預かってくれる。
<3日目>
いろいろと痛むので(特に切開の傷)、痛み止めを処方してもらう。看護師さんに「痛みは10段階で言うとどれくらい?」と聞かれるので(10がMAX)、ちょっと盛って「5~6くらいっす」と答えていた。後陣痛はほとんどなかった。
赤子は大体3時間おきに起きて泣く。泣いたら、おむつ替え→授乳(混合)→赤子を寝かす→哺乳瓶洗ったり、消毒したり。そうこうしているうちに、次の授乳時間が迫ってくる。
夜、面会の母や夫が帰ると、気分が沈む。マタニティブルーってやつか?
夜中、他の病室から聞こえてくる赤子達の声に癒された。
<4日目>
出生届が受理され、社会的にも存在が認められる。
そんな日に、娘は便秘を指摘される。→綿棒で刺激をしてもらい、無事に出る。まだ色は黒。
抱っこの時にベビーセンサー(赤子の呼吸や重さを感知している)の電源を切り忘れ、よく鳴らしてしまう。
助産師さんにハンドマッサージをしてもらう。気持ちいい。
マッサージの最中に担当医が訪れ、状況が飲み込めずにひどく驚いていた。何かあったのかと。
夕食に祝い膳が出る。なんだかさびしい。というか、毎食さびしい。まずいのではない。(むしろ味は良い。)朝食のパンだけは毎日焼きたてのアツアツで素晴らしいクオリティだった。
<5日目>
義父母が面会に来てくれるも、娘はずっと寝ている。最後に少しだけ起きたけど放心状態だった。
母体の採血あり。→貧血傾向のため、鉄剤の処方が始まる。
母体体重は妊娠前+1㎏くらい。
この日ぐらいから病棟内の授乳室を利用し始める。哺乳量も測れるし、助産師さんもいるし、他の赤子も見れるし、もっと早くから利用すれば良かった。
哺乳量測定は楽しかった。哺乳前より体重が減る、という怪奇現象も起きたけど。
<6日目>
退院前の指導を受ける。退院後の授乳方法について、作戦会議。(ミルクは毎回何㏄とか)
会計の説明も受ける。
退院後に必要なものが入院生活を通してわかってきたので、母と夫に買い出しに行ってもらう。(クーファンや哺乳瓶消毒グッズなど)
ここに来て、ナースコールの利用が増える(授乳がうまくいかない時)。駆け込み需要。
<7日目>
退院の日。
午前中、夫とともに沐浴の練習を受ける。娘はされるがままにおとなしくしており、通りすがりの助産師さん達にお褒めの言葉をいただく。
持参した肌着とセレモニードレスを四苦八苦しながら着せ、おくるみにくるみ、みんなに「おめでとう」と言ってもらいながら病棟フロアをあとにする。ちょっと寂しい。スタッフのみなさん、頼もしくて親切だった。
娘:初めての屋外、母:久しぶりの屋外は、強風が吹き荒れていた。
なんとか駐車場の車に辿り着き、これまた四苦八苦しながらチャイルドシートに固定し、実家へ向けて発車。娘はずっと寝ていた。
退院の日はちょうどお七夜だったので、命名紙を飾り、手巻き寿司とケーキでお祝いした。
助産師さんに助けてもらえなくなっちゃうのは心細かったけど、やっぱり家は落ち着いた。